家族が同じ方向を向く「世界ナゼそこに?日本人」日本人一家がウガンダで超節約生活!
昨日のテレ東「世界ナゼそこに?日本人」は、「ナゼか超節約生活を送るワケあり日本人一家」というテーマで、ウガンダに暮らす石原さんご一家を紹介していました。
家族がなぜウガンダへ移り住んだのかといえば、お父さんの石原藤彦さんがある日突然、10日間のウガンダ行きを思い立ち、一人で現地を訪れたことがはじまりです。
そこで目にしたのは、幼くして物乞いをする子供たち。
藤彦さんは、ウガンダで、人の役に立ちたいと決心します。
日本に帰国して、家族でウガンダへ移住しようと主張する藤彦さんですが、周囲に強く反対されます。
仕方なく、「1年で戻ってくるから」と藤彦さん一人でウガンダへ旅立ちます。
ウガンダは通信状況がよくないので、家族と藤彦さんは音信が途絶えていきます。
藤彦さんのお父さんが、「ウガンダへ行って様子を見てきてほしい」と、藤彦さんの妻の悦子さんにお願いし、悦子さんもまたウガンダを訪れることになります。
悦子さんは、ウガンダで思いがけない光景を目にします。
藤彦さんが、空手教室をしながら識字教室を開くなどの支援活動に奮闘していたのです。
ウガンダの人に慕われ、やりたいことをはっきり形にしていたのでした。
そんな夫の姿を見た悦子さんは、家族全員でウガンダへ移住することを決意しました。
2004年、石原悦子さんは4人の子供を連れてウガンダへ渡りました。
石原さんご一家は、現地に家族で住まうようになってから、「日本人」ということで石を投げられたり、盗難にあったり、家族全員がマラリアに感染したりと、次々に困難が降りかかります。
「日本に帰りたい」と思うことや、「ウガンダにいる意味はあるのだろうか」と悦子さんは自問自答するようになりますが、そんな迷いを払拭するような出来事が起こります。
悦子さんがウガンダで親しくなった数少ない友人の一人、ナマクラさんが育てていた2歳の姪のシバちゃんが突然、亡くなったのです。
普通に歩いていたのが突然倒れてそのまま亡くなってしまったという原因不明の死。
「死がこんなにも身近にあるのがアフリカの現実なんだ」と思った悦子さんは、「できることをさせてもらおう」と気持ちに迷いがなくなります。
そして2006年、悦子さんは支援団体である「チルドレン・ホープ」を夫と共に立ち上げます。
石原さんご一家は、藤彦さんの空手教室の収入(1万6千円くらい)が主な収入源ですが、納豆を手作りしたり、服を友人からもらったりして、節約生活を送り、節約で浮かせたお金を支援に充てていました。
支援団体「チルドレン・ホープ」は、子供たちをマラリアから守るため、貧しい地域に蚊帳を配ったり、不要のポスターやカレンダーなどを細かく切ってネックレスやストラップを作り、日本で販売し、貧しいシングルマザーの収入になるように支援する活動を行っています。
また、雇用を増やすために、運転手など、現地の人を雇うこともしています。
2008年に長女の真美ちゃんが誕生しますが、やがて一家は空手教室の収入だけではやっていけなくなります。
そこで、藤彦さんと悦子さんが交互に日本へ出稼ぎに行くことで、資金不足を補います。
最初は藤彦さんが始めたウガンダ支援でしたが、藤彦さんと悦子さんは同じ夢を持つようになりました。
そして石原さん一家の子供たちもその思いは受け継がれ、長男の藤弥くんは、「ストリートチルドレンが多いので、そういった子の住居を作ってあげたい」、二男の達樹くんは「自分も人助けをしたい」、三男の凌くんは「お金を貯めて寄付したい」と、ウガンダへの思いを話していました。
いつしか同じ志しを抱くようになった家族の姿が素晴らしかったです。
私の娘は質問に対してそのまま質問と同じ言葉を繰り返す、いわゆる「エラコリア」の時期が長かったように思いますが、娘は何かを選んだりするのが未だに苦手です。
主体性がないというのもあるのかもしれませんが、たくさんの情報を頭で整理するのが苦手であることも影響している気がします。
心理士の先生から、できるだけ娘の意向を聞いてあげて、選ばせる機会をたくさん与えたほうがよい、と言われています。
石原さんご一家を見て、家族が自然と同じ考えをもつようになるのって素晴らしいな、と思いつつも、我が家の娘の場合は、「自分は何を求めているのか」を見失いがちなので、意図的に、「他の人と考えが違ってもよい」ということをわからせてあげなければいけません。
石原さんご一家の子供たちのように、たくさん選択肢があってもなお、「自分はこうする」とはっきり言えるようになるのが理想です。
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