発達障害児の療育ブログ 勇気と行動力のある先生。Eテレ 地球ドラマチック「ナチスに立ち向かったユダヤ人先生」を見て

発達障害児の療育ブログ

アスペルガー症候群の子(さや)を育てています。 3歳のときから療育しています。 アスペルガー症候群・自閉症・ADHDなど発達障害に役立つ情報の提供を目指しています。 ABA・TEACCHなどの方法のほかに、効果的だったことも紹介します。

08/03

Sun

2014

勇気と行動力のある先生。Eテレ 地球ドラマチック「ナチスに立ち向かったユダヤ人先生」を見て

今日、NHK Eテレ「地球ドラマチック」で、「ナチスに立ち向かったユダヤ人先生」という実話を放送していました。

 ナチスが台頭する緊迫した時代のドイツ。
 差別やいじめに遭っていたユダヤ人の子どもたちのために学校を設立し、子どもたちを海外へ移住させるための手立てを考えた、レオノラ・ゴールドシュミットという女性教師がいました。
 番組では、元生徒の証言と再現ドラマを交え、レオノラの人としての素晴らしさを伝えていました。

 
 1933年、新たな法律によってユダヤ人であることを理由に、レオノラは公立学校の教師を解雇されます。
 レオノラは、それに屈することなく、他のユダヤ人教師とともに、ユダヤ人の子どものための私立学校設立に尽力します。

 1935年、ようやく申請が認められてベルリンに「ゴールドシュミット・スクール」が開校します。
 元生徒の証言によると、ゴールドシュミット・スクールは、綺麗な広い建物で、庭もあり、子どもたちにとって快適な場所だったそうです。
 1934年にレオノラの従兄が亡くなり、レオノラは従兄から相続した遺産を学校建設に役立てました。
 
 学校の開校当時、ナチスは「ニュルンベルク法」という反ユダヤ主義の法律を作り、ユダヤ人は国民としての権利を奪われました。
 レオノラはユダヤ人にこの先、どのようなことが起こるのかをいち早く見抜き、学校のほとんどの授業を英語で行うことにしたのです。
 生徒たちを移住に備えさせるためです。

 英語教師を確保するため、レオノラはイギリス大使館にかけ合い、フィリップ・ウーリーという英語教師を見つけました。

 そして学校でイギリスのケンブリッヂ大学の入学試験を受験できるよう、大学時代の恩師だったワルダー・ヒュブナーというドイツ教育省の行政官に嘆願の手紙を送り、ケンブリッヂ大学との提携を実現させたのです。
 イギリスの大学の入学試験会場という特別な地位を得たおかげで、ユダヤ人のための学校だったにもかかわらず、閉鎖を免れることができました。


 1938年11月、「水晶の夜」と呼ばれる事件が起きました。
 ナチスがユダヤ人の住宅や商店、ユダヤ教施設などを襲撃したのです。
 ゴールドシュミット・スクールは奇跡的に襲撃を逃れたものの、この先、いつ破壊されるかわからない状況でした。

 そこでレオノラが考えたのが、学校の建物を英語教師のフィリップ・ウーリーに譲ることでした。
 建物がイギリス人の所有となることで、ナチスによる破壊を免れることができるからです。

 レオノラはすぐにイギリス大使館にかけあい、所有権移転の手続きをとり、すぐにフィリップの元を訪ね、事情を話しました。
 そしてフィリップは急いで学校に向かったそうです。

 学校にはすでに、ナチスの突撃隊や警官たちがいました。石油をまく者もいて、今にも火がつけられようとしている緊迫した状況です。
 フィリップは、「これはイギリスの所有物です。イギリス国王の庇護のもとにあるのです。この建物になにかあれば、国際問題に発展します。そうなれば、あなたに責任をとってもらいます」と主張しました。
 
 こうして、ゴールドシュミット・スクールは破壊を免れたそうです。
 レオノラがイギリス大使館やフィリップのところへ走って行き、学校を守ろうとする再現ドラマは、手に汗握る展開でした。


 学校の建物は守られましたが、ユダヤ人の迫害は続きます。
 レオノラは生徒たちを国外に脱出させるために遁走します。
 援助してくれそうな所にはすべて嘆願の手紙を送りました。
 しかし、生徒とその家族が移住するための資金を確保することはできなかったそうです。

 そんな中、一つだけ選択肢がありました。
 イギリス政府が、子どもだけの受け入れを認めていたのです。
 このとき、9千人以上の子どもがドイツからイギリスへ渡ったそうです。

 1939年、学校を閉鎖し、レオノラも約80人の教え子たちと数名の教員と一緒にドイツを出国し、イングランドへ脱出しました。
 そしてイングランド南東部にあるフォークストンというところに再びゴールドシュミット・スクールを開校するのです。

 
 レオノラの勇気と行動力は本当に素晴らしいと思います。
 「先を読んで行動する」というレオノラの知恵にもとても関心しました。
 


関連記事(1):チャーグ・ストラウス症候群の竹内択選手の活躍を見て、痛みに弱いアスペルガーの娘を思う。
関連記事(2):騙されてもあきらめない。世界ナゼそこに?日本人SP「フィジー&タイ秘境の民族と暮らす日本人」
関連記事(3):家族が同じ方向を向く「世界ナゼそこに?日本人」日本人一家がウガンダで超節約生活!





にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ
読んで下さってありがとうございます。よかったらシェアをお願いします。

ブログ内検索

プロフィール

HN:
つぐみ
性別:
女性
趣味:
読書
自己紹介:
 アスペルガー症候群の子を育てている主婦です。療育や幼児教育に関心があり、読書の幅を広げています。

現在千葉県に住んでいます。出身は静岡県です。

フリーエリア


カレンダー

11 2018/12 01
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

RSS

PR

Copyright © 発達障害児の療育ブログ : All rights reserved

TemplateDesign by KARMA7