発達障害児の療育ブログ NHK あさイチ「“母ロス” 親の死とどう向き合う?」を見て。

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アスペルガー症候群の子(さや)を育てています。 3歳のときから療育しています。 アスペルガー症候群・自閉症・ADHDなど発達障害に役立つ情報の提供を目指しています。 ABA・TEACCHなどの方法のほかに、効果的だったことも紹介します。

05/07

Wed

2014

NHK あさイチ「“母ロス” 親の死とどう向き合う?」を見て。

 今朝のあさイチで「“母ロス” 親の死とどう向き合う?」という特集がやっていました。
 母の日が近いということでこのようなテーマとなったのでしょうか。

 番組では、母親を亡くした悲しみが何年たっても抜け出せない人に焦点をあてています。
 身近な人の死によって起こる悲嘆反応が12ヵ月以上続き、日常生活に影響を及ぼしている状態を「複雑性悲嘆」言うのだそうです。

 専門家として、臨床心理であり国際医療福祉大学大学院 教授の白井明美さんがコメントしていましたが、母親の死への悲しみが長く続いてしまう人の特徴として、母親との関係が深かったり、愛着の度合い、亡くなったときの状況(事故、災害などの突然の死)なども関係しているとのことでした。

 スタジオで室井佑月さんがコメントしていたことは、私の考えに近いことが多かったです。
 「私の子が、私が死んだ後も私の死のことばかり考えてたら嫌だな。今のこと(やるべきこと)にとりあえずがんばれよ、と言いたい。考えてたってしょうがないじゃん、と思っちゃう」
 という室井さんらしい軽快な語り口で話していました。

 番組では、母親との関係がぎくしゃくしているうちに母親が亡くなってしまった人と10代のうちに母親を亡くした人を取材していました。

 母親との関係がよくなかったという前者は、確かにお母さんの暴言が多く、口の悪いお母さんだったんだなぁと思いました。
 末期がんで余命いくばくかというときに、娘の体を心配するような優しさを見せたときの言葉を、「母の本心からの言葉だと感じました」と言っていました。
 暴言ばかりだったお母さんに最後の最後で優しい言葉をかけられたことから、母親の存在が大きくなりすぎてしまったのではないかと思いました。
 最後に聞いた、母親の優しい言葉だけを「本心」と思いたいのでしょうが、それまでの暴言も本心だったと受け入れられると、早く悲しみから抜け出すことができたのではないでしょうか。
 死者を美化しすぎるのも、精神上よくないと思います。

 15歳のときに母親を乳がんで亡くしたという高橋澄江さんは、母親の知子さんが亡くなった日が「人生の中で一番悲しかった日。この先これ以上悲しいことなんてないと思う」と話していました。
 母親が亡くなった後、叔母の東郷幸枝さんが澄江さんを頻繁に家に招き、澄江さんの話を聞いてあげていたそうです。
 母親の話を笑い話として話せる関係が、澄江さんを支えているようです。
 


 国立精神・神経医療研究センターの精神科医である中島聡美さんは、喪失から立ち直れない人へのサポートとして、まず困っていることを一緒に取り組んであげて、本人が「話したい」という気持ちを受け止めてあげるとよいと話していました。



 私も娘の母親ですが、母子分離が何かと難しいので、娘との距離感については日ごろから考えさせられるものがあります。

 私自身はわりとドライな家庭で育ったこともあり、母親に依存するようなことはありませんでしたが、そんな私と娘は相対しているので、私は娘の気持ちをわかってあげられないのでは、と気になっています。

 娘はアスペルガー症候群ですが、障害のある子と母親の関係は、そうでない親子関係よりも密接になりやすいように思います。
 娘は特別支援級に在籍していますが、娘の学校では、支援級在籍の場合、保護者が学校へ送迎しなければならない決まりになっているので、そういった面でも、親と過ごす時間は多くなっています。

 例外はあるものの、たいていは親は子供よりも早く死にます。
 精神的にも、行動の面でも、できるだけ自立を促していきたいところですが、発達障害の子は、じっくりゆっくりのペースで取り組んでいくような感じですね。
 

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悲嘆学入門―死別の悲しみを学ぶ
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 アスペルガー症候群の子を育てている主婦です。療育や幼児教育に関心があり、読書の幅を広げています。

現在千葉県に住んでいます。出身は静岡県です。

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