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アスペルガー症候群の子(さや)を育てています。 3歳のときから療育しています。 アスペルガー症候群・自閉症・ADHDなど発達障害に役立つ情報の提供を目指しています。 ABA・TEACCHなどの方法のほかに、効果的だったことも紹介します。

09/20

Sat

2014

今の子供は3歳幼い?Eテレ エデュカチオ!「どう身につける?社会のルール」を見て

 今日のNHK Eテレ「エデュカチオ!」のテーマは「どう身につける?社会のルール」でした。


 小学校教員を対象としたアンケートによると、「わがままな子が増えている」と思っている教員は91.2%という結果となったそうです。

 千葉敬愛短期大学 学長の明石要一先生は、少子化や習い事の増加、テレビゲームの普及などで、子ども達は放課後に集団で遊ぶ機会が減ったことが「わがままな子が増えている」原因と話していました。

 社会のルールを教える場として、家庭の比重が大きくなっていますが、家庭で親が「ダメ」を連発していると、「見ていないところならいい」と思うようになり、ルールを守らない子になってしまうのだそうです。
 
 無理にやらせるのではなく、「一緒にやろう」という声かけをして子どもに納得させることが大切とのこと。
 そして、自発的にやるべきことをやるようになることも大切です。



 東京都八王子市立弐分方小学校では、ピア・サポート・プログラムを導入し、多様な学年と関わりを持たせ、社会性を養う目的で取り組んでいます。

 通常のクラスとは別の縦割りの班を作り、一つの班は12人程度で、卒業するまで同じ班で過ごすのだそうです。
 そして毎週1回、同じ班の子が集まり、20分間一緒に遊ぶ時間を設けています。
 6年生全員が班のリーダーとなり、責任感を持たせるようにしているそうです。
 
 6年生の子は、リーダーの役割を面倒と思うこともあるけど、「6年生ありがとう」と言ってもらえるのがうれしい」とも話していました。

 このように、「ありがとう」と言われる体験には意味があるそうで、「ありがとう」と言われたことで、自分は社会の一員だという自覚が芽生え、社会のルールを守る気持ちにつながるのだそうです。

 便利なツールが揃っている現代において、子ども達は「自分一人で生きていける」と錯覚しがちで、そのような状況だと、社会でのルールを守る気持ちは育ちにくいのかもしれません。


 


 娘の通う小学校でも縦割りの時間を設けていますが、草取りなど、子どもにとって楽しくない時間を共有するだけなので、子どももうれしそうではないし、縦割りの良さをいまいち実感できていません。

 番組に出てきた弐分方小学校は、縦割りグループで20分間一緒に遊ぶとのことなので、ピア・サポート・プログラムは、子どもたちが楽しめる活動というのが重要なポイントなのだと思いました。

 


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 アスペルガー症候群の子を育てている主婦です。療育や幼児教育に関心があり、読書の幅を広げています。

現在千葉県に住んでいます。出身は静岡県です。

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