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アスペルガー症候群の子(さや)を育てています。 3歳のときから療育しています。 アスペルガー症候群・自閉症・ADHDなど発達障害に役立つ情報の提供を目指しています。 ABA・TEACCHなどの方法のほかに、効果的だったことも紹介します。

08/08

Fri

2014

同じような人を見て、希望をもつ。ハートネットTV「義足のヴィーナスたち」を見て

先日、NHK Eテレ「ハートネットTV」が「ブレイクスルー File11 義足のヴィーナスたち」というテーマで放送しているのを見ました。

 義足の女性に焦点を当てていますが、自分の足が義足になったときに、「女性だからこそ」思う感情というのがあるのかもしれません。

 
 突然、交通事故で足を切断することになった阿部未佳さんは、外出できなくほど落ち込み、なかなか気持ちを立て直すことができませんでした。
 事故から5ヶ月たって、美佳さんはお母さんの勧めで義肢装具士の臼井二美男さんを訪ねます。
 
 臼井さんは、事故や病気で足を失った人、パラリンピックの選手など、多くの人の義足を作っています。
 未佳さんに最初に会ったとき、臼井さんはヘルスエンジェルスという臼井さん主催の陸上チームの練習の様子を未佳さんに見せました。
 ヘルスエンジェルスはパラリンピックに出場選手を何人も送り出してきた実力派のチームです。
 
 未佳さんは、「自分と同じような人たちが走っている! もしかしたら、私にもできるかもしれない」という希望を見出したそうです。

 未佳さんは義足で歩く練習を積み、事故から8ヶ月後は、元々大好きだったサッカーができるようになったそうです。
 未佳さんはサッカー以外にも、ボルダリングに挑戦したり、アクティブな自分を取り戻しました。

 
 イラストレーターの須川まきこさんは、10年前に左足にガンを発症したことで、股関節から下を切断したそうです。
 
 須川さんが足を切断して一番つらかったことは、おしゃれをする楽しみを奪われたと感じたことです。
 悲しい気持ちを紛らわそうと、須川さんは入院中のベッドの中でたくさんのイラストを描いたそうです。

 片方の足だけで美しくポーズをきめようとしている少女の姿や義足で美しいドレスを着ている少女など、足を失った女性を美しく描けば、今の自分自身を受け入れられるかもしれないと思ったからです。
 
 須川さんは、表現することによって自分を受け入れ、義足に合わせてお気に入りのストッキングをデザインしたり、おしゃれや生活を楽しめるようになりました。

 そして義肢装具をまとった美しい少女たちなどをモチーフに精力的に作品に取り組み、個展で発表をします。
 須川さんはイラストレーターとして新境地を開き、海外でも評判となりました。

 

 未佳さんも須川さんも、立ち姿がとても美しく感じました。
 受け入れて、そして挑戦するというプロセスを見ることで、気づきを与えてくれました。



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 アスペルガー症候群の子を育てている主婦です。療育や幼児教育に関心があり、読書の幅を広げています。

現在千葉県に住んでいます。出身は静岡県です。

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