ダウン症児だけ引き取り拒否?タイ人女性が双子を代理出産したニュースを見て
少し前のニュースですが、21歳のタイ人の女性(パッタモン・ジャンブアさん)がオーストラリア人の夫婦の双子の子どもを代理出産した際に、ダウン症の男の子だけ引き取り拒否されたという報道がありました。
代理出産の仲介業者がジャンブアさんに中絶を求めましたが、宗教上の理由(おそらくカトリック教徒)で中絶はできないとして、拒んだそうです。
ダウン症の男の子には心臓の疾患があり手術が必要でしたが、世界的に報道されたことで、手術費用を集めるための募金活動が始まり、 多くの募金が寄せられたそうです。
このブログでも、出生前検査のことなどについて書いたこともありましたが、代理出産となると話はさらに複雑になりますね。
代理母となる人と依頼者に、生まれてくる子が障害児であった場合のことについて、事前の取り決めをしっかりしておかなければならないのでしょうね。
今回は仲介業者を介してのことですが、契約事項の甘さがトラブルを招いているのだと思います。
日本では、代理出産自体を認めていないので、向井亜紀さんのように海外の女性に代理母になったもらう例もありました。
しかし、たとえ海外で代理出産を実現しても、日本で育てるためには戸籍の問題など、大きな壁があるので海外での代理出産が日本で広まることはなさそうですね。
タイでも商業目的での代理出産は禁止されているそうですが、貧困ゆえに違法な取り引きが闇で行われているようです。
後付けのニュースですが、今回、代理出産を依頼した夫婦の夫の方は、過去に児童に対して性的ないたずらをしたということで実刑を受けているとわかり、さらに波紋を呼んでいます。
子どもをモノのように考えている人がいるのは悲しいことですね。
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