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アスペルガー症候群の子(さや)を育てています。 3歳のときから療育しています。 アスペルガー症候群・自閉症・ADHDなど発達障害に役立つ情報の提供を目指しています。 ABA・TEACCHなどの方法のほかに、効果的だったことも紹介します。

05/24

Sat

2014

自閉症児の自立課題、教材は何がよい?

私の娘はアスペルガー症候群なので、知的には遅れがなく、教科学習も通常級の子と同じような課題設定で今のところできております。

 しかし、知的な遅れのある子についての学習課題が、特別支援級ではマッチしていないケースが多いように感じています。

 娘の通う学校の支援級だけでなく、地域の他の学校でも、数字が10まで数えられない子にいきなり数を比べる課題を出したり、運筆の拙い子にひらがなのなぞりの課題を出したりしています。


 そのような状況で、親子ともにストレスを感じているようで、娘の同級の支援級のママたちから不満の声を聞いています。


 数を10まで数えられないような子の場合、数字と実物とのマッチングをやることからはじめ、順位としての数の概念と、量としての数の概念の両方をそれぞれ学習していくことは、このブログでも以前、書きました。


 知的に遅れがあっても、ある程度の言葉が出ている子の場合は、手順を踏めば、数も文字も習得可能だと思います。
 なので、そのスモールステップの手順を特別支援級の先生が取り入れて下されば、とも思うのですが・・・。

 私には特別支援級の役割というか、位置づけが今いちわかっていないところがあるので、支援級がスモールステップに付き合うべきなのかもまだわからなかったりします。
 

 「スモールステップ」は療育の範ちゅうのような気もするし、就学前にやっておいてもよさそうな感じもします。

 「特別支援級は療育をやるところではない」と断言している人の意見を聞いたことがあり、私はそれを妥当とは思わないけれど、実際の支援級の現状として、「療育は就学前に終わらせておいて下さいね」といった雰囲気を感じています。

 まあ、地域によっては、療育的な方向性をもっている特別支援級もあるのかもしれませんが、私の住む地域の支援級は、そんな感じです。
 国語や算数などの学習面は、通常級での指導方法に近いやり方で進めています。


 私の考えとしては、先生に逆らうと後々よいことがない気がするので、子どもがついていけなくても、学校では先生のやり方に従って、自宅でABAの方法などを取り入れて、数や文字の勉強をするのがよいかな、と思います。

 ただねぇ。。。
 学校の支援級の課題のレベルが高すぎると嘆いている私のまわりの人たちは、自宅で自分の子に合った課題を設定してやるなんてことはしない気がします。

 愚痴りたいだけというか。。。
 
 それがわかっているので、いつも私は何にもアドバイスしないようにしています。



 実は今月から、隣の市に住む5歳の自閉症の男の子に文字や数を週に一度だけ教えているのですが、成長が目に見えてわかるし、その子のお母さんと一緒に「できることが増えていく喜び」を分かち合えるのがとてもうれしいです。

 こちらが週に一度教えるだけでは教えたことの習得は難しいので、毎日5~10分くらい、お母さんと復習する時間を作って下さるのが絶対条件なのですが、きちんと取り組んで下さるので成果がわりと短い期間で見えてきています。

 そのお母さんとは、自閉症関係の講演会で知り合ったのですが、娘が取り組んできたABAの内容などに興味を持って下さったのがきっかけです。

 「ひらがなと数を習得するところまで」という約束で週に一度のボランティアをしているわけですが、着席の課題からはじまって、カードのマッチングをしたり、線を書いたり、線を文字にしていったり、娘がやってきたことをそのまま再現しているような感じです。

 私に数と文字の指導をお願いしたお母さんは、私が隣の市に住んでいて、子どもが私の娘と同級生でないから素直に頼んできたのかな、と思っています。


 子供どうしが同級生だと、競争心のようなものを持ってしまう人が多い気がしていて、特に学習面に関わることだとそれはなおさらで、同じように障害を持つ子の親という立場であっても、アドバイスなどは受け入れにくかったりするのではないでしょうか。
 それを空気として感じている私は、「愚痴を聞いてあげるだけ」の存在となって、それなりに和やかにやっております。

 

 それでも、支援級の現状に「どうなんだろう?」と思うことはたまにあります。(ここだけの話)

 独り言と奇声ばかりでオムツをしている重度の子の手を持って、ひらがなのなぞりをさせているところを見ましたが、そんなことでその子はひらがなを書けるようにはならないと思いました。

 重度の子は特別支援学校へ行ったほうが本人の成長のためによいと思いますが、何らかの事情で小学校の支援級へ来ている子は、数字やひらがなよりもまず、自立課題の方がよいのではないでしょうか。

 自立課題というのは主に机の前に座って取り組む「自分一人でできる課題」のことを言いますが、手先の訓練にもなるし、概念を身に付けるのに役立つ課題もあります。




 上の画像はひもの色に合わせてボタンを入れていく課題ですが、集中力も養えるし、色の概念を確認することもできます。

 娘も療育センターに所属した1年目は、自立課題のようなことをたまにやっていました。

 自立課題はTEACCHプログラムで紹介されていることが多い気がしますが、そういえば簡単に手作りできる自立課題を集めた本がありました。

見える形でわかりやすく―TEACCHにおける視覚的構造化と自立課題
見える形でわかりやすく
―TEACCHにおける視覚的構造化と自立課題


 専門的な本のわりにはお安いので(800円くらい)、支援級の先生もよかったら購入されるとよいと思います。(先生はこのブログは見ないかな・・・笑)


関連記事(1):発達障害児のための運筆動画(1)視機能の強化
関連記事(2):量の概念の獲得に特化した数字のマッチング教材(マグネットナンバーゲーム)
関連記事(3):発達障害児のための書字課題動画(1)線からひらがなへ





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自己紹介:
 アスペルガー症候群の子を育てている主婦です。療育や幼児教育に関心があり、読書の幅を広げています。

現在千葉県に住んでいます。出身は静岡県です。

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