発達障害児の療育ブログ 乗り越える力をつける。エデュカチオ!「“キャリア教育”で未来を切りひらけ!」を見て

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アスペルガー症候群の子(さや)を育てています。 3歳のときから療育しています。 アスペルガー症候群・自閉症・ADHDなど発達障害に役立つ情報の提供を目指しています。 ABA・TEACCHなどの方法のほかに、効果的だったことも紹介します。

06/08

Sun

2014

乗り越える力をつける。エデュカチオ!「“キャリア教育”で未来を切りひらけ!」を見て

 昨日のNHK Eテレ「エデュカチオ!」は、「“キャリア教育”で未来を切りひらけ!」というテーマでした。

 キャリア教育というのは、将来を見据えて自立した精神でたくましく生きる力をつける教育という趣旨のようです。

 まだ子供なのに、と思う人もいるかもしれませんね。
 非正規雇用の増加や終身雇用の崩壊など、子供の将来に対して不安になる社会的要素がたくさんあるという現状では、早い時期に職業を意識することが求められているということでしょうか。

 2011年、アメリカ デューク大学教授キャシー・デビッドソン氏は、「今の子供たちが大人になる頃、その65%はまだ存在していない職業に就くことになる」と予想しています。
 それ故に、子どもたちにとって大切なことは、どのような職業に就くかではないく、どのような状況でも乗り越えて自立できる力をつけることだと主張しています。

 番組では、キャリア教育に取り組む荒川区立諏訪台中学校を取材していました。
 諏訪台中学校では、普段の授業の中で、キャリア教育に繋がる手法を意識しながら取り組んでいます。
 たとえば、グループで考え、お互いの意見をぶつけ合うことは、コミュニケーションスキルの向上や相手を理解する能力が養われるのだそうです。
 


 上の表を見て、東山紀之さんは、「忍耐力が一番大事。これさえあればすべて乗り越えられる」と語っていました。
 毎日1000回腹筋をやる東山さんらしい意見ですね。
 そして、ジャニーズ事務所でジャニーさんに「ダンスや歌よりもしゃべりが大事」と言われたことから、コミュニケーション能力の必要性について話していました。


 「なぜキャリア教育が必要なのか?」という観点から、筑波大学人間系 藤田晃之教授が話していました。
 「終身雇用制に対する信頼が失われ、グローバル化やICTの問題があり、働き方が大きく変化している。
 そういった変化に対して、子供たちは自分たちで切り開いていく力を作っていくことが世界的な課題となっている。」


 2010年3月に経団連が企業に対して調査した結果、企業が採用時に重視するポイントが以下のようにまとめられました。

 

 やはりコミュニケーション能力重視
 アスペルガーの娘を持つ私からすると、頭の痛い問題です。
 
 上の表を見て、「TOKIO SMAP 嵐はこれ全部持ってます!」と東山さんが言ってました。ジャニーズの皆さんはどこの企業でもやっていけるわけですね。


 学年に応じたキャリア教育を実践する学校として、杉並区立天沼小学校も紹介しています。
 5年生の活動は、模擬会社を設立し、商品の製作や販売を行っているそうです。
 この活動を、「あまぬま会社経営プロジェクト A.K.P.」と名付けています。
 まずは保護者に出資金を集め(500円)、市場調査を行い、作る商品を決めます。
 デザインを考え、プレゼンし、プレゼンで1位に選ばれたものを商品化します。
 そして翌年の1月、近隣の商店街で販売するのだそうです。

 作品と商品の違いを考え、グループごとに発表したり、ゲストを招いて商品を売るプロとしての心構えを話してもらったりします。



 
 家庭でできるキャリア教育として、 藤田晃之教授がいくつか紹介していました。
 まずはお手伝い。お手伝いをした後に「〇〇してくれて助かった」など、褒めることが重要なのだそうです。
 次に、子供が失敗したときに、どうしたらできるようになるのか一緒に考えること。そのときに、親も失敗したことがあることを話し、失敗してもリカバリー可能なことを伝えるとよいそうです。
 そして一番大切なこととして、親の背中を見せるということ。
 親の頑張っている姿を直に見せられなくても、仕事にまつわる成功や失敗を語ることが必要なのだそうです。

 


 特別支援級に在籍する娘のことを照らして考えると、今現在において、将来を見据えた教育ができているかといえば、わりと理想的な1年生のキャリア教育となっている気はします。

 学校によって違うかもしれませんが、娘の学校の支援級は、作物を作ったり、買い物をしたり、料理をしたり、勉強よりも生活のための時間が多くを占めています。

 勉強を重視してほしい親にとっては不満があるかもしれませんが、我が家は、勉強は家庭でなんとかすると割り切っているので、学校で生きる力になる体験をたくさんしてほしいと思っています。

 娘が小学校に入る前から、地域のいくつかの学校を見学してわかったことがあって、障害のある子に勉強を教えるのは工夫が必要だけど、支援級の先生のすべてがそれをできるわけではないということ。

 でも世の中には障害のある子に効果的に学習させる方法を知っている専門家はいるので、餅は餅屋というか、学校にはそれを期待しないで、コミュニケーションだとか、生活課題だとか、支援級の先生ができることをお願いするのが一番だと思いました。

 ただ、支援級でも、机上学習ばかりの学校もあり、なおかつ先生が障害に考慮した教え方で進めてくれない場合は、気の毒な環境だと思います。

 今の娘の環境は恵まれた方だと思いますが、支援級は学校によって本当に差が大きいので、どこの学校も、子どもが楽しんで生き生きと過ごせる環境となることを願っています。



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 アスペルガー症候群の子を育てている主婦です。療育や幼児教育に関心があり、読書の幅を広げています。

現在千葉県に住んでいます。出身は静岡県です。

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