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発達障害児の療育ブログ
アスペルガー症候群の子(さや)を育てています。 3歳のときから療育しています。 アスペルガー症候群・自閉症・ADHDなど発達障害に役立つ情報の提供を目指しています。 ABA・TEACCHなどの方法のほかに、効果的だったことも紹介します。
03/31
Mon
2014
「まんがでわかる7つの習慣」は療育する時間がない人向き?
2014-03-31
edit
未選択
昨年の10月に出版された漫画で、「
まんがでわかる7つの習慣
」という本があります。
この本は
スティーブン・R・コヴィー
氏のベストセラー「
7つの習慣
」を漫画にして完結にまとめたものです。
まんがでわかる7つの習慣
原著である「
7つの習慣
」は全世界では
3,000万部
、国内では168万部を超えたベストセラーといわれています。
私も読みましたが、ビジネスだけでなく、生活全般に応用できる考え方で、ふむふむなるほどと一気に読んでしまった本です。
今日、パパが娘を連れて遊びに出かけたので、私は書店で立ち読みなどしていたのですが、「まんがでわかる7つの習慣」を手に取ってから、これまた一気に読んでしまいました。
漫画ってあっというまに読めてしまいますね。
原著をすでに読んでいた私のような人も、これはこれで新たに楽しめる本でした。
こういう本は「
生活を整理する
」のに役立つように思います。
人間関係や生活習慣がとっちらかってしまっている人
には向いている本ですね。
「発達障害児の療育ブログ」と題していろいろ書いておりますが、実生活において人に何かをお薦めすることはほとんどないです。(前にも書いたかな)
家でも療育をやったほうがよいと思うけど(特に3~4歳の子)、たくさん子供のいる方、共働きで仕事の忙しい方など、人にはいろいろな事情があるので、それができない人もいますよね。
ただ、上の理由以外で子供のための時間を作れない人というのもいて、私が見ている限りでは、「
生活がとっちらかっているからいつのまにか時間がなくなっている
」ように感じました。
物事の優先順位をつけるとか、大切なのはそういうことなのですが、少し立ち止まって考えると、生活の中であれとこれは切り捨てても大丈夫かな、というのが見えてくると思います。
自分にとって、実はそんなに重要ではなかった、という物事がわかれば、その分の時間が別のことにまわせますよね。
例えば
療育
とか。
「ABAってカードばっかり作って大変なんだってね」と私に言った人がいましたが、私が娘の語彙や概念を獲得させるためにカードをせっせと作ったのは半年くらいでした。
人生の中で、たった半年カード作りをしたとしても、それはもったいない時間なのでしょうか。
私には半年が「たった」と思える時間でしたが、他の人には違って感じるのかもしれませんが。
私に「ABAはカードばっかり作って大変」と言った人は、お子さんは一人っ子で、仕事ももっていない人でしたが、ショッピングや社交が大好きで、子供の発達のつまづきは療育センターにまかせて後は自分の時間を満喫したい、という感じでした。
私も、子供が生まれる前は多趣味な人間でしたが、発達障害の娘のために「時間を費やしてあげられるのは今しかないな」という思いがありました。
子供の体が大きくなってからでは大人が主導権をもって療育するのは難しくなるし、小学校に入ればだんだんと家の外での拘束時間も長くなると思ったので、とにかく就学前までは頑張ろうと思いました。
とここまで書いて、誰かに対して批判的になってしまっているような気がしたのでやめておきます。
人との価値観の違いはできるだけ認めていきたいという気持ちもあるので。
「まんがでわかる7つの習慣」という本に話を戻しますが、生活がとっちらかっている人が、療育の本をいくら読んでも行動に落とし込むことはできないと思うので、そんな人はまずこんな本を読むといいだろうな、と思った次第です。
漫画なのであーっというまに読み終えて、大事なところがまとまっています。
特に「第2の習慣」と「第3の習慣」のところが思考の整理に役立つと思いました。
「第2の習慣」のところに「
終わりを見据えて選択し、行動する
」というようなことが書いてありますが、私が娘の就学前までは療育をしっかりやろうと行動したことなどは、これに当てはまりそうですね。
「第3の習慣」のところで、「
最も重要な事項を優先する
」というようなことが書かれていますが、要するに時間の使い方ですね。
気をつけていないと、時間てどんどん流れて行きいます。
タイトルには「7つの習慣」とありますが、別に7つの習慣全部を自分の生活に生かそうと考えなくてもよいのではないでしょうか。
「読んでいるうちになんとなく
自分の思考が整理
されてきたぞ」という感覚が実感できたらそれだけで価値のある本だと思います。
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関連記事(2):
人と一緒に遊びたがらない自閉症児は一人で遊んでいればよいのか~模倣への発展~
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