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アスペルガー症候群の子(さや)を育てています。 3歳のときから療育しています。 アスペルガー症候群・自閉症・ADHDなど発達障害に役立つ情報の提供を目指しています。 ABA・TEACCHなどの方法のほかに、効果的だったことも紹介します。

04/01

Tue

2014

吉永小百合さんは福祉の味方。いいとも最終回の出演で話題に。

 3月31日にフジテレビで放送された「笑っていいとも! グランドフィナーレ 感謝の超特大号」ですが、タモリさんが長年、憧れていた女優、吉永小百合さんが中継で出演されていました。

 

 そのことで吉永小百合さんのお名前がネットのニュースなどで最近よく見かけます。

 吉永小百合さんといえば、原爆詩の朗読をしたり、社会的な活動でもよく知られる方ですね。

 小百合さんは反戦・反核運動のイメージが強いかもしれませんが、実は障害者をテーマにした映画で朗読を無償で引き受けたり、福祉への関心も高い方です。

 映画「無名の人~石井筆子の生涯~」は宮崎信恵さんという老人や福祉のテーマを専門に監督している方の作品で、吉永小百合さんが朗読を担当しています。

 石井筆子という人は、明治期に女性の自立や知的障害児の教育に貢献した人物なのですが、保育士の勉強をしたことがある人は聞いたことのある名前だと思います。(試験範囲らしい)

 日本で最初の知的障害者のための福祉施設「滝乃川学園」を創立した石井亮一の妻となったのが石井筆子です。
 障害者に対する公的制度もなかった時代に、一から支援する施設を築いた素晴らしいご夫妻です。


 吉永小百合さんに話が戻りますが、「無名の人~石井筆子の生涯~」以外にも宮崎信恵監督作品である「風の舞 闇を拓く光の詩」で詩の朗読を担当しています。

 「風の舞 闇を拓く光の詩」はハンセン病の療養所で長い時を過ごした塔 和子さんの詩をモチーフとした作品です。
 ハンセン病患者を強制隔離したことは日本の悲しい歴史ですね。

 

 吉永小百合さんのように、一般的に有名な方が社会や福祉に関心をもって、活動して下さるのはとてもありがたいことだと思います。

 たとえば、発達障害の分野で有名な先生が講演会を開いたときの参加者の数と、お子さんが障害児である芸能人が講演会を開いたときの参加者の数では、後者の方が圧倒的に多かったりします。
 療育センターにいろいろな講演のお知らせが届きますが、普段、専門家の講演には見向きもしない人たちが、芸能人の講演会には参加しているのを見て、「芸能人の影響力ってすごいんだなぁ」と思いました。



 社会的な作品にも出演されている吉永小百合さんの撮影中の映画は「ふしぎな岬の物語」。
 この作品は房総半島で撮影され、あたたかくノスタルジックな作品とのこと。

 小百合さん自身が企画した作品なので、小百合さんのどんな思いが込められているのか見てみたいです。


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 アスペルガー症候群の子を育てている主婦です。療育や幼児教育に関心があり、読書の幅を広げています。

現在千葉県に住んでいます。出身は静岡県です。

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