発達障害児の療育ブログ 幼児教育の積み残し。幼稚園、保育園、療育、幼児教室、どこにも行かせないのはコストを抑えるため?

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アスペルガー症候群の子(さや)を育てています。 3歳のときから療育しています。 アスペルガー症候群・自閉症・ADHDなど発達障害に役立つ情報の提供を目指しています。 ABA・TEACCHなどの方法のほかに、効果的だったことも紹介します。

05/15

Thu

2014

幼児教育の積み残し。幼稚園、保育園、療育、幼児教室、どこにも行かせないのはコストを抑えるため?

娘が小学校へ入学して気づいたことの一つに、就学前に幼稚園や保育園などへ通っていない子がちらほらいるということがあります。

 娘は特別支援級の在籍ですが、上の学年の子で、幼稚園や保育園、療育センターなどにも通った経験がなく、小学校がはじめての集団の経験となった子が二人いました。

 一人は多動気味の自閉症の子で、お母さんは、「こんなんじゃどこの園にも入れないから」と言っていました。

 「入れないことはないですよ」と言いたいところでしたが、言ったところで今さらな感じがしたので、言いませんでした。

 通常級の在籍の子にも、幼稚園や保育園に通っていなかった子がいるそうですが、一つの原因としては、経済的な問題でしょうか。

 以前、このブログでも「子どもクライシス」のことを取り上げましたが、おやつも食べられず、ご飯もおかわりできず、お腹いっぱいに食べられないような子供が、日本には6人に1人の割合で存在しているそうですね。
 私の住んでいる地域は公立の幼稚園がないので、入園金などの他に保育料が毎月3万5千円くらいかかります。

 もう一つは、あきらめの早い親であるということ。
 探しもしないで、「どこの園にも入れない」と障害を理由に決めつけてしまっている。
 

 
 集団の経験なしに小学校へ入って来たのが原因なのかはわかりませんが、並べない、着席できない、先生の話の途中に大きな声で関係のない話をするなどしている子たちが、偶然にも、就学前にどこにも在籍していないという共通点がありました。

 会話ができないような重度の子でも、療育センターに何年か通っていた子は、着席もできるし、列に並べています。
 
 娘の通う学校だけでなく、同じ地域の他の小学校にもそのような子はいるようで、学校には持ってきてはいけないおもちゃを持ち込んだり、他害が酷かったりするそうです。

 もちろん、例外というのはあって、集団の経験がなくとも小学校でつつがなくやっている子もどこかにいるかもしれません。
 
 偶然、共通点があっただけかもしれないので、決めつけてはいけませんね。


 私が個人的に思うところでは、幼稚園や保育園に通えなくても、週に1回程度の安価な幼児教室だけでも就学前に経験させておいたほうがよいように思います。

 小集団でも、先生の指示で他の子供たちと一斉に同じことをやったり、みんなで同じルールを守ったりするようなことが、小学校での生活に役立つのではないでしょうか。
 集団の中だからこそ気づく自分の子供の特性というのもあって、集団に適さない行動をとってばかりのときは、早くに気づいてあげることで、就学前に対策を考えることもできると思います。

 早くから発達障害があるとわかっているような子はもちろん、療育に通ったほうがいいですが。

 まあ、いろいろご家庭の事情があると思うので、とやかく言うのは余計なお世話なことかもしれませんね。


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 アスペルガー症候群の子を育てている主婦です。療育や幼児教育に関心があり、読書の幅を広げています。

現在千葉県に住んでいます。出身は静岡県です。

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