特性は知ってもらうべき?ハートネットTV"チエノバ" -バリバラコラボ企画・「発達障害」を中心に-
今日のNHK Eテレ「ハートネットTV」はTV・WEB連動企画“チエノバ”で、福祉番組どうし意見を出し合うということで、「バリバラ」の山本シュウさんと大西瞳さんもスタジオに来てにぎやかな回でした。
"バリバラコラボ企画・「発達障害」を中心に"ということで、発達障害の方たちの悩みなどが寄せられていました。
20代のアスペルガー症候群の女性ですが、職場で発達障害があることは言わずに働いているそうです。
仕事で困っていても、周りの人が気づかなかったり、「どうしてそんなことがわからないの?」と言われたりするそうです。
わからないことをどう相手に伝えてよいか、わからないという悩みですが、これに対して番組では、発達障害の当事者である看護師の元村裕子さんの「私の取扱説明書」、漫画家の沖田×華(おきたばっか)さんの「初対面の人との会話マニュアル」を紹介していました。
看護師の元村裕子さんは職場の上司に、「私の取扱説明書」というのを書いて渡したそうです。
それには、「同時に2つのことができない」、「メモをとらないと忘れてしまう」など、全8項目にわたる元村さんの特徴が書かれているそうです。
これによって、元村さんがメモをとるとき、書き終わるまで、上司は次の指示を出すのを待ってくれたり、配慮されるようになったそうです。
漫画家の沖田×華さんは、「初対面の人との会話マニュアル」をはじめ、自分が困ったことや傷ついたことがあったら箇条書きにまとめてマニュアルにし、パターン化することで、今後の対処へつなげていくそうです。
スタジオの荻上チキさんは、「自分がどういった特性があるのかわからないこともあるから、マニュアルは誰かと一緒に作るのがベスト」というアドバイスをしていました。
「ネットや書籍に発達障害の特徴のリストがあったりするので、それと自分を照らし合わせて、これはある、これはない、というふうにチェックするだけで、自分なりの取扱説明書ができる」とも話していました。
障害のある人が、いつでも誰からでも同じ支援を受けることができるように、特性などを書いておくための「サポートブック」というのがあります。(地方自治体など、いろいろなホームページから書式をダウンロードできます)
療育センターでも親向けにサポートブックの勉強会が開かれたことがあるので、サポートブックに近い内容のものを作ったことがあります。
そして、転園先の幼稚園の先生に渡しましたが、ほとんど読んでいない感じがしたので、読んでもらえないなら作るのも意味がないし…と思い、それ以降は作っていません。
今、周囲の人から娘の特性について、「もっと学校の先生に伝えるべき」と言われていて、さてどうしようか、と思っていたところなので、今回のチエノバはとても参考になりました。
1学期、娘は支援級で楽しく過ごしていることが多かったので、たまに特性に合わない対応をされて家で大爆発を起こしても、それはごくごくたまにのことだったりするので、受け入れるべきなのかな、とも思っていました。
今回、チエノバを見て、人に見せるかどうかはわからないけれど、娘が快適に過ごせるポイントのようなものをまとめてみたいと思いました。
自分への覚書にもなるし、短時間で娘について話さなければならないとき、スムーズに説明ができそうな気がします。
夏休みの宿題ですね。
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