学校で困ること。バリバラ「子ども×バリバラ “学校をデザインするプロジェクト” 前編」を見て
今日のNHK Eテレ「バリバラ」は、「子ども×バリバラ “学校をデザインするプロジェクト”【前編】」という夏休みならではの企画でした。
障害を持つ子の親や学校の先生は必見かもしれません。
番組では、発達障害や知的障害、脳性まひ、全盲、ダウン症など、様々な障害の子たちが学校に集まり、学校について、自分が困っていることやこうなったらいいな、という希望のもとに、改善点を書いて学校の問題箇所へ付箋で直接貼っていく試みをしていました。
子どもたちの意見をとりまとめるのは、九州大学 準教授の平井康之さんで、バリアフリーデザインやユニバーサルデザインなどの実現に取り組んでいる方です。
実際にあった子どもたちの意見を以下に紹介します。
〈建物編〉
・和式をなくして全部を洋式にしてほしい
・廊下を走る人がいるのが怖い(全盲の子)
・黒板をホワイトボードにしてほしい(緑色だと見難い子)
・両側に手すりがほしい
・階段を一段ずつ違う色にしてほしい(視覚に障害があり距離感がつかみにくい子)
・テントみたいな落ち着ける場所がほしい(発達障害の子)
〈先生編〉
・清潔感のある人がいい
・勉強中にうるさくしないでほしい
〈その他〉
・友達がほしい(感情のコントロールが難しく、自分から話しかけられない子)
・好きな服で学校に行きたい(性別に違和感を感じている子)
「テントみたいな落ち着ける場所」ってよいですね。
クールダウンの場所が必要な発達障害の子ってけっこういそうです。
続編は模型作り。
子どもたちの意見がどんなふうに形になるのかが楽しみです。
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