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アスペルガー症候群の子(さや)を育てています。 3歳のときから療育しています。 アスペルガー症候群・自閉症・ADHDなど発達障害に役立つ情報の提供を目指しています。 ABA・TEACCHなどの方法のほかに、効果的だったことも紹介します。

03/31

Mon

2014

怒りのコントロール。Eテレ カラフル!~世界の子どもたち~「毎日 平和ですごしたい」

 千葉県に住む高機能自閉症の男の子、亮輔(りょうすけ)くんの生活の様子が「カラフル!~世界の子どもたち~"毎日 平和ですごしたい"」というタイトルで放送されていました。 

 NHK Eテレで2011年に放送されたテーマの再放送です。

 

 この撮影当時、亮輔くんは小学3年生でした。

 生活の中で、怒りを爆発させる場面の多い亮輔くんですが、落ち着いてくると、「よくこういうとき(怒るとき)があるんだよね。よくわかんないんだけど」と自分の行動を振り返ります。そして、「殺すなんて言ってごめんね」とお母さんに謝ったりします。

 週に一度、サッカーを習っていますが、練習試合で思い通りにならない展開になると、文句ばかり言ってしまったり、地面に寝転がって悔しがったりします。
 ここでも亮輔くんは「文句を言いたくないけどどうしても言っちゃうの」と自己分析していています。

 番組では、怒ってばかりの亮輔くんだけではなく、大好きな電車の模型を作ったり、小湊鐡道で1日車掌体験をしたり、亮輔くんの生き生きとした表情も映し出していました。



 番組の映像を見るかぎりでは、亮輔くんは高機能自閉症というよりアスペルガー症候群かなぁという気がします。

 話し方もスムーズで、知的に遅れもなく、怒りっぽいこと以外は何ら定型のお子さんと変わらない感じがしました。

 
高機能自閉症をアスペルガー症候群と同義でとる場合もあるようですが、冷静に自己分析ができる知能が小学3年生で備わっている時点で高機能自閉症という分類は重すぎるかなぁと思います。

 診断名の変更というのは子供の成長によってはよくあることなので、過去のある時点では、
高機能自閉症だったかもしれないけれど、その後飛躍的な成長があったのかもしれませんね。

 「怒りっぽい」ということで私の娘と共通していますが、娘は女の子だからなのでしょうか、外では怒りを抑えて我慢します。

 その分、家での癇癪は凄まじいです。
 
亮輔くんの怒り方のさらに上の上を行っています。
 気持ちを切り替えるのも時間がかかります。

 娘は今6歳ですが、
亮輔くんのように、小学3年生くらいになると、怒り方が今ほど激しくなくなるのでしょうか。

 幼児期の
亮輔くんの様子も見てみたかったです。

 私の娘も怒っていないときに「どうしてイライラしちゃうのかわからないんだよね」と言っていました。
 自己分析は成長へつながるのでしょうか。

 
亮輔くんのその後の様子も見てみたいところです。



関連記事(1):発達障害児の他害行動について考える

関連記事(2):女の子は男の子よりも自閉症の診断が確定しにくい(ロンドンカレッヂの研究)






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 アスペルガー症候群の子を育てている主婦です。療育や幼児教育に関心があり、読書の幅を広げています。

現在千葉県に住んでいます。出身は静岡県です。

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