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アスペルガー症候群の子(さや)を育てています。 3歳のときから療育しています。 アスペルガー症候群・自閉症・ADHDなど発達障害に役立つ情報の提供を目指しています。 ABA・TEACCHなどの方法のほかに、効果的だったことも紹介します。

03/10

Mon

2014

TBS「一音入魂~わかばの響き~」山梨県立わかば支援学校のドキュメンタリーを見て

 2010年、山梨県内の高校文化部最大の祭典である高校芸術文化祭で第3位に輝いた山梨県立わかば支援学校太鼓部のドキュメンタリー番組を見ました。
 2012年12月に放映され、昨日は再放送だったようです。



 山梨県高校芸術文化祭の参加校は、わかば支援学校以外、一般の高校です。
 太鼓部で一番高い技術を持っている2年生の小林拓也くんは「支援学校だってできるんだ、というところを見せてやりたい。なめられたくない」と強い意気込みを持っています。
 
 顧問の早藤祥司先生は、普段は熱血の厳しい先生ですが、部員の誕生日を把握してお祝いしてあげたり、優しい一面もあります。

 決まった練習日が週に1回しかとれない支援学校ならではの事情(送迎バスのことなど)もありながら、個人的に太鼓教室へ行く子がいたり、隣接の寄宿舎で生活している子は寄宿舎に帰ってからも練習し、日々精進しています。

 「体で覚える」ということを基本とし、短いフレーズを何度も繰り返し練習する丁寧な指導で、少しずつ成長していくのだそうです。
 そのため、部員46人に対して、顧問1人と副顧問が15人います。

 「体で覚える」というのは太鼓だけでなく、支援学校の授業で行う実習にもいえることなのだそうです。
 わかば支援学校では、清掃、園芸、木工などの作業学習があり、社会で役立つ力を育んでいますが、「理論ではなく体で叩き込む」ということを根底に、実践重視のカリキュラムとなっているそうです。
 

 太鼓部は簡単なリズムの曲「みんなでUP」を演奏する基礎チームと、文化祭用の曲「萌ゆるわかば」を演奏するレギュラーチームとに分かれています。

 1年生の樋口拓実くんは、最初はぎこちない動きで練習していました。
 それが、毎日、真剣に練習に打ち込み上達したことで、文化祭で演奏できるレギュラーに選ばれました。
 選ばれたときのうれしそうな笑顔がとても印象的です。

 
 顧問の早藤先生は、「教えているのは太鼓の技術だけではない。困難なときに立ち向かう勇気や根性が身についてほしい」と話していました。


 私も隣の市にある支援学校を見学に行ったことがありますが、カリキュラムや学校生活がゆっくりとしたペースで進んでいる印象がありました。

 今回、わかば支援学校の太鼓部の活動を見て、支援学校に対する印象が大分変わりました。
 学校によって校風は様々だと思いますが、部活動で団結力や忍耐力を養ったり、一般の学校と変わらない側面もたくさんあるのだと思います。
 

関連記事(1):NHKEテレ ハートネットTV「自閉っ子 学校へ ―父が撮った240日―」を見て。
関連記事(2):「はぐるまの家」には障害児も入所できるらしい。ハートネットTVより







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 アスペルガー症候群の子を育てている主婦です。療育や幼児教育に関心があり、読書の幅を広げています。

現在千葉県に住んでいます。出身は静岡県です。

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