米カリフォルニア大学サンディエゴ校にある自閉症センターの研究者は、自閉症の原因が、一部の脳細胞が胎内で正常に発達しなかったことから生じている可能性があることを3月27日、 New England Journal of Medicine(ニューイングランド医学ジャーナル)で発表しました。 この研究では、死亡している子供の脳組織を採取し、分析を行いました。 生前、自閉症と診断されていた子11人と、健常の子11人について調べ、比較しました。 その結果、自閉症の子の脳組織は、生まれる前(胎内)に発達しているべき重要な脳細胞の遺伝子マーカーが欠損していたのです。