発達障害児の療育ブログ 脂肪酸を摂取すると自閉症の症状を軽減できる?理化学研究所の発表

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アスペルガー症候群の子(さや)を育てています。 3歳のときから療育しています。 アスペルガー症候群・自閉症・ADHDなど発達障害に役立つ情報の提供を目指しています。 ABA・TEACCHなどの方法のほかに、効果的だったことも紹介します。

07/15

Tue

2014

脂肪酸を摂取すると自閉症の症状を軽減できる?理化学研究所の発表

2014年7月14日、理化学研究所(理研)は、自閉症や統合失調症などの精神疾患の発症には、脂肪酸を運搬する「脂肪酸結合タンパク質(FABP)」が関係している可能性があることを発表したそうです。

 統合失調症患者2097人と自閉症患者316人のサンプルを用い、実際にFABPの機能が異常を引き起こすような遺伝子変異が存在しているかを調査しました。
 すると、8種類の変異(2種類のフレームシフト変異と6種類のミスセンス変異)を発見したそうです。

 (※ミスセンス変異・・・DNA配列が変化することによって、アミノ酸が置き換わること)
 (※フレームシフト突然変異・・・塩基の欠失または挿入が起こり、三つ組みの読み枠がずれた時に生ずる突然変異)

 これらの変異は、FABPにどのような機能的異常をもたらすのかを調査したところ、2種類のフレームシフト変異タンパク質が、どちらも細胞内で異常な分布を示していると同時に、壊れやすい性質を持っていることが判明しました。

 また、6種類のミスセンス変異タンパク質のうち2種類の変異について読み解くと、いくつかの脂肪酸に対する結合特性が変化していて、細胞中の脂肪酸の働き方に、異常が存在している可能性があるいうこともわかりました。

 一部の自閉症患者や統合失調症患者は、脳の発達期において脂肪酸機能に不全があることが指摘されたことから、脳が飛躍的に発達する妊娠期や乳児期・幼児期に適切な量と質の脂肪酸を摂取することは、症状の軽減につながるということでした。

 たとえ遺伝的な要因がもたらしている脂肪酸機能不全であったとしても、それを補うための適切な量と質の脂肪酸を摂取することも有効なのだそうです。


 
 と、ここまで情報をまとめてみて気づいたのですが、いまいちピンとこない内容。

 質のよい脂肪酸てなんでしょうかね?

 脳によいと一般的に言われているDHAは不飽和脂肪酸と言われていますが、DHAは子供用のサプリも出ているし、自閉症の症状軽減の脂肪酸としては妥当なのでしょうか・・・。


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 アスペルガー症候群の子を育てている主婦です。療育や幼児教育に関心があり、読書の幅を広げています。

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