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アスペルガー症候群の子(さや)を育てています。 3歳のときから療育しています。 アスペルガー症候群・自閉症・ADHDなど発達障害に役立つ情報の提供を目指しています。 ABA・TEACCHなどの方法のほかに、効果的だったことも紹介します。

05/26

Mon

2014

幼児用脳磁計で広汎性発達障害の診断ができるらしい? 驚きの超伝導センサー技術

 ネットのニュースで興味深い記事がありました。
 幼児の広汎性発達障害の診断のために開発された、幼児用脳磁計のニュースです。


 3歳児検診(3歳半の所もありますね)で発見されることが多いと言われる広汎性発達障害ですが、問診や「見た目の様子」で検査しても、客観的とは言い難く、納得のいかない保護者も多いのではないでしょうか。

そのため、医療機器によるより客観的な診断方法が求められていました。

 成人を検査する場合、PET(陽電子放射断層撮影)を使ってで脳の中の伝達物質の働き方を観察できたり、MRI(核磁気共鳴画像)で脳の中の形態や血流の変化を観察することもできます。
 それが、幼児となると、PETは放射線被曝の危険性があり(少量ですが)、MRIは狭い空間にじっと留まらせることが難しいため、使用は現実的でないと言われています。

 そこで、MEG(Magnetoencephalography)と呼ばれる幼児用の脳磁計が開発されたのだそうです。
 金沢大学子どものこころの発達研究センター長の三邉義雄(みなべよしお)先生が、次のように語っています。
超伝導センサー技術を使うMEGは、大脳による神経活動を磁場の変化とみなし、頭皮上から直接測定することができる装置です。
 いわゆる、性能がいい脳波計のようなものなのですが、脳波計というのは頭に電極を付けることになるため、子供には向かないのです。
 幼児用のMEGは、ハーフフェイスのヘルメットのような形状のところに頭を挿入するだけで、頭の全体を僅か5分間で測定ができてしまうのです」


 
 ヘルメット状のものをかぶって5分というのは子供に恐怖心を与えずに済んで実用的だと思います。
 今後、医療機関で普及されるとよいですね。
 

関連記事(1):ダイオキシンが自閉傾向を高めるらしい(金沢医科大学の西条旨子准教授の研究発表)
関連記事(2):胎内で発達していない脳細胞がある?自閉症の子供の脳組織。カリフォルニア大の研究
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 アスペルガー症候群の子を育てている主婦です。療育や幼児教育に関心があり、読書の幅を広げています。

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