発達障害児の療育ブログ カサンドラ症候群?アスペルガーの夫と定型の妻の場合

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アスペルガー症候群の子(さや)を育てています。 3歳のときから療育しています。 アスペルガー症候群・自閉症・ADHDなど発達障害に役立つ情報の提供を目指しています。 ABA・TEACCHなどの方法のほかに、効果的だったことも紹介します。

09/01

Mon

2014

カサンドラ症候群?アスペルガーの夫と定型の妻の場合

先日ネットのニュースで見たのですが、アスペルガー症候群の夫(パートナー)と暮らす妻に起こる、身体的・精神的症状をカサンドラ症候群と言うのだそうです。


 医学的に認められた用語ではないそうですが、いったいいつからそんな用語が出始めたのでしょうかね・・・。
 Wikipediaにも載っているくらいなので、広く知られている用語なのでしょうか。


 カサンドラの語源は、ギリシャ神話に出てくる王女の名前で、「人から信じてもらえない予言者」だったそうです。

 パートナーがAS(アスペルガー)で、情緒的な関係が築きにくい状況が続き、精神的に苦しい状況が続くにもかかわらず、周囲にはそのような状況を理解されないところが「人から信じてもらえない」というカサンドラの宿命に似ているということなのでしょうか・・・。



 さて、私の夫ですが、このブログでも度々触れているように、アスペルガーの疑いが濃厚な人です。
 自閉症スペクトラム指数(AQ)も高く出ていて、一緒に生活していて「おや?」と思うことがちょくちょくあります。

 娘ははっきりアスペルガーと診断されていますが、大人の場合は、本人が日常で困らなければ診断なんていらないわけですよね。

 本人は困っていないようですが、私は今の状況を少し負担に感じています。

 なんかこう、私ってシングルマザーみたいだな、と思うことが多々あり、父親の役目を私が引き受けなければならない場面が時間とともに増えているように思います。

 娘が幼稚園の頃、運動会や発表会などに夫と行くと、夫は娘と同じクラスの子のお父さんのことを大きな声で悪く言ったりするので、私はいたたまれない気持ちになりました。
 夫が悪口を言っている相手は、服装や行動が目立つだけで、特に悪いことをしたわけでもありません。

 小学校で春にやった運動会は、私一人で観覧しましたが、夫と一緒に見るよりはるかに気が楽でした。
 夫は、人と会いたくないタイプなので、学校行事に行かないのはそれはそれで幸いなことのようです。
 夏休みも、PTAの夜のパトロールがありましたが、時間が夜だけにお父さんの参加者が多い中、私が参加しました。


 
 カサンドラ症候群・・・、私にもあてはまるのでしょうか・・・。

 ただ、私は抑うつ状態だったりはしないし、子どもに暗い顔ばかりしているわけでもないし、わりとタフな方ではあります。
 「症候群」というほど追い込まれてはいないのかもしれません。

 夫は私とは元々、他人だった存在ですが、娘の父親でもあります。
 私から見て、父親らしくはないな、と思っても、どんな親でも娘の親なわけです。

 「娘のお父さんなのだから」と思うことで、いろいろ鬱積する気持ちを抑え込んでやり過ごす日々・・・。
 
 カサンドラ症候群の人たちの気持ちは痛いほどよくわかります。


 
マンガでわかるアスペルガー症候群&カサンドラ愛情剥奪症候群
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自己紹介:
 アスペルガー症候群の子を育てている主婦です。療育や幼児教育に関心があり、読書の幅を広げています。

現在千葉県に住んでいます。出身は静岡県です。

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