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発達障害児の療育ブログ

アスペルガー症候群の子(さや)を育てています。 3歳のときから療育しています。 アスペルガー症候群・自閉症・ADHDなど発達障害に役立つ情報の提供を目指しています。 ABA・TEACCHなどの方法のほかに、効果的だったことも紹介します。

05/10

Sat

2014

Eテレ バリバラ「障害者とヘルパーのいい関係って?」を見て

昨日のNHK Eテレ「バリバラ」のテーマは「障害者とヘルパーのいい関係って?」。
 
 ヘルパーが利用者とのコミュニケーションで実際にあった出来事を通して、よりよい関係についてスタジオで議論がなされていました。

 スタジオには、森公美子さんをゲストに招いていましたが、森公美子さんのご主人は、事故による脳挫傷で車椅子の生活をしています。
 森さんは、「ヘルパーさんは、老人介護の経験しかない人もいて、障害者の介助をしたことがない人との間に問題が起こることがある」と話していました。

 番組では、利用者がヘルパーに対して「困る」と感じていることを、ランキングにして紹介していました。

1位 指示を最後まで聞き取らない(言語障害のある人からの訴え多し)
2位 指示していないことを勝手にやる(勝手に片づけをしてしまったり)
3位 自分の意見を聞いてくれない(意見や価値観を押し付ける)

 逆に、ヘルパーが利用者に対して「困る」と感じていることのアンケート結果も、ランキングにしていました。

1位 つらい状況を分かってくれない
2位 指示が命令口調
3位 指示どおりに行っているのに不満を言われる

 脳性まひの玉木幸則さんは、番組中、なかなかよい「まとめ」をしていました。

 利用者さんもヘルパーさんも、それぞれの立場を経験していないから、わからないのは当然であって、それなのに「何でわからないの!」と怒ってしまうから、その後の関係がぎくしゃくするけど、「何でこう思っているんだろ?」と一歩それぞれが考え始めることがまずは大事なんだろうと思う。

 相手の立場に立って考えるというのは、人間関係の基本ですね。



 私の娘は小学校の特別支援級に所属していますが、保護者が送迎をする決まりになっており、それができない人は日中一時支援を利用して、ヘルパーに自宅や支援事業所までの送迎を頼んでいる人もいます。

 事業所で子供を預かってもらう人もいれば、ヘルパーに公園で遊んでもらう人もいます。

 子供が利用者になる場合、よく問題となっているのはケガのことですが、自分で転んでしまったり、他の子に噛みつかれたり、子供はケガを負うケースが多いです。

 引き渡し後、ヘルパーが保護者にケガの理由を報告してくれますが、ヘルパーがケガに気づかなかった場合など、「子供をよく見ていないヘルパー」として苦情を言う保護者もいます。

 我が家は日中一時支援は利用していませんが、まわりで利用している人がたくさんいるので、ケガの話はよく聞きます。

 小さな擦り傷ぐらいで大騒ぎする人もいますが、子供が楽しんで過ごせていれば、大きなケガでない限り許容の範囲かと私は思うのですが、親として甘すぎでしょうかね。。。
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自己紹介:
 アスペルガー症候群の子を育てている主婦です。療育や幼児教育に関心があり、読書の幅を広げています。

現在千葉県に住んでいます。出身は静岡県です。

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