先日の記事で、幼稚園の卒園式のことを書きました。
式のとき、私は療育センターで一緒のお母さんたちの隣りに座っていたのですが、そんな療育組(勝手に命名)の中で一人だけ、私たちとは離れたところに座っているお母さん(Dさん)がいました。
彼女はとても社交的な人で、メールなんかもマメで、まわりに気をつかう人です。
お子さんは自閉症で、わが子と同様、幼稚園と療育センターの併用をしています。
私も含め療育組は、幼稚園行事などで幼稚園へ行くと、一緒にいることが多いです。
理由は・・・健常児ママが怖いから。
園の健常児ママがどんなふうに怖いかは後で書きますが、私たちとは違い、果敢に健常児ママの中に入っていこうとするDさんは、前向きで素晴らしいと思います。
Dさんと親しくしている健常児ママのFさんは、Dさん同様、明るく大きな声で話す人で、幼稚園に知り合いも多く、わりと人気者です。
人気者のFさんですが、Dさんとランチをしたりして親しくしているのにも関わらず、影ではDさんの子どもにヘンなあだ名をつけて呼んでいて、Dさんの子どもを馬鹿にしたようなことを言っています。
Dさんの子は、ちょっと変わった動きをする子なのですが、その様子をあだ名にしています。
ここには書けませんが、自分の子供につけられたら、誰でも嫌に思うようなあだ名です。
Fさんは、Dさんの前ではもちろん、そのあだ名では呼ばずに○○くんと呼んでいます。
私はこの話を、他の療育組のお母さんから聞いていたので、「ほんとかなぁ」と思っていましたが、卒園式が終わった後、娘と写真を撮る列に並んでいるときにたまたまFさんが斜め前にいて、Dさんの子をあだ名で呼んで、「こんな持ち方してたよね」、とDさんの子が卒園証書を受け取ったときの真似をしていました。
人って怖いな、と思った瞬間です。
相手の子を良く思ってないなら付き合わなければいいのにと思うのですが、そういう関係、学校や職場などにもありそうですよね。
男性にはあまりなさそうだけど、女性特有なのでしょうか。
Dさんの口から、Fさんのことを何度か聞いたことがありますが、趣味や話が合って楽しい関係のようです。
真実を知ったら、Dさんは相当、落ち込んでしまうでしょうね。
なのでこのことはDさんには知らせません。
障害児の親は、子どもも自分も社会に受け入れられるかどうかを探りながら生きているようなところがあるように思います。
それが、今回のあだ名の事件のようなことがあると、人間不信の気持ちがさらに加速しそうな気がします。
障害児の親がどのように社会と折り合いをつけていけばよいかということをいろいろ考えたのですが、長くなりそうなので別記事で書きます。
関連記事(1):障害児の親が幼稚園でよりよい人間関係を築くには
関連記事(2):幼稚園の卒園式。療育の成果など、いろいろ振り返りました。
関連記事(3):療育センターの人間関係に疲れた人のこと
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http://ryoiku.mamagoto.com/youtien/sotuenadana仲の良いフリをする人。幼稚園の卒園式で見た光景。