発達障害児の療育ブログ 発達障害、学習障害(LD)の子のための文章題練習

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アスペルガー症候群の子(さや)を育てています。 3歳のときから療育しています。 アスペルガー症候群・自閉症・ADHDなど発達障害に役立つ情報の提供を目指しています。 ABA・TEACCHなどの方法のほかに、効果的だったことも紹介します。

03/21

Fri

2014

発達障害、学習障害(LD)の子のための文章題練習

 発達障害の子は、算数の文章題が苦手なことが多いといわれていますが、学習障害(LD)の子にもそのような子はいるようです。
 発達障害は想像力の障害とも言われていますが、文章を読み取る力は、想像力を要することが多々あります。

 私の娘はアスペルガー症候群なのですが、わりと早い時期に診断を受けたこともあり、就学前から算数の文章題の練習に取り組みました。

 障害児を対象とした教室(ABAによる指導)の先生に教えていただいた文章題の練習方法を以下に紹介します。

はじめは、言葉と記号を結びつける練習をします。



 まず、上の画像のように、「ぜんぶで」「あわせて」「のこりの」のような文章題でよく使用される言葉の下に下線をひいて、「+(プラス)」と「-(マイナス)」を書く練習をします。

 他にも、増減を表す言葉はたくさんあり、よく出題されるものをいくつか練習します。



 この問題に出てくる言葉以外にも、様々な増減を表す言葉がありますが、文章題をたくさん解くことで、問題を解く手がかりになる言葉を見つけられる訓練をします。



 最後に、下の図のように、手がかりになる言葉を見つけたら下線を引き、「+(プラス)」や「-(マイナス)」を下線の下に書けるようにします。
 そして、問題中に出てきた数だけ〇(マル)を書き、減るときは〇の上に×(バツ)を書いて式が作れるようにします。



 記号や〇を書き込むことで、文章の世界を具現化し、わかりやすくしています。
 私の娘は、上記のやり方でたくさんの問題を解きましたが、今では、記号や〇を書き込まなくても、すぐに式を立てて問題を解けるようになりました。

 スモールステップからじっくりやるということですね。

陰山プリント算数文章題 小学1年生
陰山プリント算数文章題 小学1年生


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 アスペルガー症候群の子を育てている主婦です。療育や幼児教育に関心があり、読書の幅を広げています。

現在千葉県に住んでいます。出身は静岡県です。

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