発達障害児の療育ブログ

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アスペルガー症候群の子(さや)を育てています。 3歳のときから療育しています。 アスペルガー症候群・自閉症・ADHDなど発達障害に役立つ情報の提供を目指しています。 ABA・TEACCHなどの方法のほかに、効果的だったことも紹介します。

10/03

Fri

2014

お世話係と勘違いされないために/障碍児は迷惑と言われないために

今日からブログ記事の体裁を少し変えます。
 ブログを読みやすくする本を読んで、私もやってみようと思いました。
 「全然読みやすくなってないよ?」とツッコミを入れられそうですが、基本に忠実になることも大切だと思いました。



 先週、娘の交流のクラスで席替えがありました。
 娘の隣りは同じ幼稚園だった子です。
 
 それを聞いて、「もうね、そういうのやめてよ先生」と思った私。

 同じ幼稚園だったからといって仲が良かったわけでもないし、たとえ仲が良かったとしても、毎回毎回同じ幼稚園の子を隣りにしていたら、隣りになった子の保護者たちは気づきますよね。


 障碍児を育てている親とそうでない親の関係、このブログでもいろいろ書いたことがあります。
 今日は、「この子と一緒にいると、うちの子は安定していて助かるわ」と思ってしまいがちだけど、気を付けたほうがいいこともあるよ、という内容のことを書きたいと思います。

 
 

 娘が幼稚園の年長の1学期、席が隣りでとても仲が良かった女の子(Uちゃん)がいました。

 娘は集団が苦手な子ですが、その子が隣りの席だったときは、幼稚園で大きな不安を抱えることなく過ごしていたようです。
 二人はお互いの顔をつんつんしたり、こしょこしょくすぐり合ったり、いつも楽しそうにしていました。
 
 そんな様子を見て、私は担任の先生に、「Uちゃんが隣りの席でいてくれるおかげで楽しく過ごせています」と言ってしまったことがありました。

 私がそう言ったからかわかりませんが、担任の先生は毎回の席替えで娘の隣りにUちゃんを配置するようになりました。

 Uちゃんのお母さんは、私にメールを下さったりと最初は親しげに接して下さいましたが、3回目の席替えあたりから、私や娘への態度が変わってしまい、こちらから挨拶しないと話もしないようになりました。

 「何か気に障っているんだろうな」と思っていたとき、私は思わぬことを知ることになりました。

 療育で一緒の子のお姉ちゃんがUちゃんと同じ習い事をしていた関係で、そのお母さんから、Uちゃんのお母さんが話していた内容を知りました。

 「障害のある子といつも隣りの席にさせられる」という話でした。


 「なるほどな」と思った私は、担任の先生への連絡帳に、「席替えは平等でよいですよ。みんな、いろんな子と友達になる機会があった方がよいと思います。今まで配慮していただいてありがとうございました。」と書きました。

 そして、2学期を少しすぎた頃の席替えで、Uちゃんと席が離れました。
 娘は環境の変化に対応しにくいアスペちゃんなので、家では大荒れでした。
 朝、幼稚園へ行かせるのも一苦労でした。


 それでも、「変化が起きて、娘が荒れる」ということに、慣れて行こうと私は腹をくくりました。
 療育センターの心理士の先生に、「いつもつつがなくいくとは思わない方がよいです」と言われたことをその時、思い出しました。

 娘の癇癪にも耐えられる、強い心を持たなければ。


 沖縄に住んでい人が関東に来て、関東の台風の様子を見たとき、「こんなのちっとも台風じゃないよ」と言ったことがありました。
 九州・沖縄、高知県あたりまでは「台風銀座」と呼ばれていて、台風の勢力も強く大きな被害が出やすい地域です。
 なので家の作りを頑丈にしていて、台風の強風に耐えられるように万全を期しているそうです。

 「備えあれば、憂いなし」ですね。



 ま と め


・子どもたちが仲良さそうに見えても、いつも隣りの席や同じグループにされていたら、相手の保護者がそれをよく思っていないこともある。

・先生の障碍のある子への配慮が、健常のお子さんの交友関係を狭めてしまうこともあるので気を付ける。

・席替えやクラス替えといった変化にすぐに対応できなくて子どもが荒れても、それをいつでも受け止める強い心を持つ。



 関 連 記 事

「うちの子供を障害児のお世話係にしたくない!」という健常児ママの気持ち
仲の良いフリをする人。幼稚園の卒園式で見た光景。
障害児の親が幼稚園でよりよい人間関係を築くには





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プロフィール

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読書
自己紹介:
 アスペルガー症候群の子を育てている主婦です。療育や幼児教育に関心があり、読書の幅を広げています。

現在千葉県に住んでいます。出身は静岡県です。

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