「秋田の栗田養護学校高等部3年男子生徒が女性教師に暴力、重体に」というニュースを見て
今朝のニュースで見ました。
秋田県立栗田養護学校高等部3年男子生徒が女性教師(29歳)に暴力をふるい、障害の容疑で逮捕されました。
男子生徒は授業開始前に教室で騒いでいて、これを女性教師が「うるさい」と言って注意したところ、腹を立てた男子生徒が激昂し、暴力をふるうに至ったそうです。
他の教師が止めに入って110番に通報しましたが、女性教師は頭部を床や机に叩きつけられ、脳挫傷を負い意識不明に。
今報道されている内容は上記のようなことだけですが、暴力をふるった男子生徒の障害がどの程度なのかが今後の争点になってきそうですね。
女性教師が「うるさい」と言って注意したことが事の発端のようですが、男子生徒の騒いでいる状態が、自閉症でよくいわれる「パニック」の状態なのかそうでないのかも知りたいところです。
もし「パニック」の状態だったら、口頭で注意するよりは、別室でクールダウンさせたほうが適切だったかもしれません。
あと、男子生徒が幼少期から療育を受けていたかどうかというのも気になります。
先日の記事でも書きましたが、臨床心理士・行動分析学者の奥田健次先生は、著書の中で「8歳を過ぎて他者に攻撃するのを許し続けると、将来、ろくなことはない」と述べています。
今回の事件も「ろくなことがなかった」事例の一つなのでしょうか。
明日以降になると、このニュースについてもう少し詳しいことが出てくるかもしれませんね。
先生も命がけ。。。
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