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アスペルガー症候群の子(さや)を育てています。 3歳のときから療育しています。 アスペルガー症候群・自閉症・ADHDなど発達障害に役立つ情報の提供を目指しています。 ABA・TEACCHなどの方法のほかに、効果的だったことも紹介します。

11/12

Wed

2014

自閉症どうしの共感について( 京都大学の研究)

昨日のネットのニュースで見ました。

京都大学の研究で、自閉症スペクトラム症(以下ASD)のグループと、発達障害ではないグループに対して、ASDらしい行動パターンをする人について書いた文章と、ASDではない一般的な行動パターンをする人について書いた文章の両方を読んでもらい、自分と似ているかどうか判断する際の脳の活動を、fMRIを使用して調べました。

 その結果、ASDのグループの人たちは、ASDらしい特徴をもつ人を判断する際、共感や自己意識と関係する脳の領域が活動していることがわかったそうです。




 それまで、ASDの人は、他人との共感が乏しいとよく言われてきましたが、ASDどうしの場合は他者に共感できるというわけですね。


 ASDの傾向が強い人ほど、ASDの人の援助者に向いているかもしれないということを示唆していますが、子どもの療育現場に大人のASDの指導者を配置して、一定の成果を得ることができるかどうかも今後、調べてみるのもよさそうな気がします。


 私の娘はアスペルガーと診断されていて、一般的には軽度と言われる部類の発達障害ですが、小学校の特別支援級で、他の子がイライラしているときの気持ちがよくわかると言っています。

 このニュースを見て、思い出したことがあるのですが、「ひょっとしたら小学校は支援級になるかも」と夫のお母さんに夫が伝えたとき、お母さんは「さやちゃんが、何で私はこんなクラスにいるの?と思うかもしれないじゃない」と言ったそうです。

 障碍を受け入れていないから、義母はそんな発言をしたのだと思いますが、支援級で他のお友達の気持ちに共感を寄せているという現在の娘の状況が、義母の言ったことと全く正反対で、なんだか面白く感じます。



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 アスペルガー症候群の子を育てている主婦です。療育や幼児教育に関心があり、読書の幅を広げています。

現在千葉県に住んでいます。出身は静岡県です。

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