Yahoo!ニュースの菊池桃子さんの記事を見て「排除される人をつくらない社会」
お久しぶりのブログ更新です。
ブログの仕様についていろいろ迷っているうちに、ブログから遠ざかってしまったのでした。
もっとカスタマイズできるブログがよいなと思いつつ、「まあいっか」とこの忍者ブログさんの仕様で続けることにしました。
先日(2016年1月29日)のYahoo!ニュースを見ていたら、菊池桃子さんの「1億総活躍国民会議」での発言についての記事がありました。
まず、「1億総活躍国民会議」とはどんな趣旨の会議なのか、首相官邸のページにあった説明を以下に引用します。
我が国の構造的な問題である少子高齢化に真正面から挑み、「希望を生み出す強い経済」、「夢をつむぐ子育て支援」、「安心につながる社会保障」の「新・三本の矢」の実現を目的とする「一億総活躍社会」に向けたプランの策定等に係る審議に資するため、「一億総活躍国民会議」が設置された。
この会議のメンバーとして起用された菊池桃子さんが提唱したのが、「排除される人をつくらない社会」ということ。
菊池さんのご長女は乳児期に発症した脳梗塞によって左手足にまひが残ったのだそうですが、菊池さんの「排除される人をつくらない社会」という考えは、ご長女を育てた経験が背景にあるようです。
今回のYahoo!ニュースでは、朝日新聞の記事を引用していました。
「小学校を探していた時は、近くの特別支援学校に『教科書相当の知識が身につくか約束できない』『家庭教師をつけては』と言われた。将来に夢を抱く子どもたちに義務教育も担保できないのか。それで本当に義務教育と呼べるのかと、疑問がわきました」
この、特別支援学校で「家庭教師をつけては」と言われたときの菊池さんの気持ち、なんとなく共感できる気がしました。
私の娘は小学校の支援級に在籍していますが、学習については家庭でなんとかしないと学年相応の学力がつかないという状況にあります。
学校や支援級の先生にもよるのでしょうが、娘の担任の先生は、知的級の子も情緒級の子も学習については一律同じ扱いなので、知的に一番低い段階の学習内容で進めています。
当然、教科書も使いません。
最近は「自閉症スペクトラム障がい」という幅広い診断基準が適用されますが、以前の基準で診断された「高機能自閉症」だとか「アスペルガー症候群」だとか、知的に著しい遅れを伴わないような子たちが、学年相応の勉強をさせてもらえないという状況があるとしたら、合理的ではない気がします。
菊池桃子さんが提唱する「排除される人をつくらない社会」。
実現を心から願っています。
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