発達障害の公表について。栗原類くんとそのお母さんのこと。
先ほど、TBS「ホムカミ~ニッポン大好き外国人 世界の村に里帰り~」を見ていました。
栗原類くんが亡くなった父親の故郷、イギリスに行き、ロンドン郊外に住んでいる父親の兄・リチャードさんを友達の鳥居みゆきさんと訪ねていました。
番組的には、感動を誘うようなまとめ方をしているようですが、要するに、父親としての役割を果たせないから、類くんの親になることを拒絶したわけです。
淡々と事実を受け止める栗原類くんですが、19歳とは思えない達観した様子が素晴らしいですね。
栗原類くんのお母さんの泉さんは翻訳家とのことですが、息子の類くんのことを度々Twitterでつぶやいています。
以前のツイートで、泉さんがADHD(注意欠陥・多動性障害)、類くんがADD (注意欠陥障害)であることをカミングアウトしました。
それによって、情報が拡散され、栗原類くんが発達障害であるという話が広まりました。
私は母親である泉さんが、自分の息子についての大切な情報を、いとも簡単に世間に公表したことを疑問に思いました。
類くんが世間に理解を求めたくて、自分で公表するならわかるのですが、親が先に公表するのは何か違うなぁと思うのです。
類くんが障害のために、世間に迷惑をかけるようなことをしたのなら、親の立場で公表することもあるかもしれませんが、世間に批判されるようなことは何もしていないのなら、公表は本人任せでよいのではないでしょうか。
関連記事(1):「母親やめてもいいですか?」という本の感想
関連記事(2):自閉症のラッパーGOMESSさんの「人間失格」を聴いて
関連記事(3):アスペルガー症候群のアイドル、倉持由香さんのニュース(自画撮り)を見て。
読んで下さってありがとうございます。よかったらシェアをお願いします。
http://ryoiku.mamagoto.com/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/kurihararuikokuti発達障害の公表について。栗原類くんとそのお母さんのこと。