1位は藤沢市。「主婦が幸せに暮らせる街ランキング」を見て
学研パブリッシングが全国調査を行い、「主婦が幸せに暮らせる街ランキング」を新雑誌「aene(アイーネ)」(28日創刊) で発表したそうです。
「主婦が幸せに暮らせる街ランキング」はテレビやネットのニュースでも紹介されましたが、表になったランキング結果よりも、「幸せ」ってこんなことが基準なんだ、という幸せの尺度に興味を持ちました。
1.暮らし 2.家族 3.お金 4.食事・健康 5.モノ・趣味 というような角度から調査し、ランク付けしたようですが、上位に選ばれた市に対する解説が興味深かったです。
例えば、ネットのニュースにも取り上げられた5位の松山市ですが、「家族の仲が良いだけでなく、ママ友との関係性も良好な人が多い」という理由づけがされていましたが、ママ友の関係が幸せの尺度になるんですねぇ・・・。
1位の藤沢市ですが、「気候が穏やかで都会的な利便性を持つ環境で、子育てを楽しんでいるママたちが多い」とのこと。
利便性は私も重要視していますが・・・。
子育てって楽しいことだけではないと思うので、藤沢市の主婦の方が、子育てを楽しんでいる方ばかりではいないと思います。
この調査、障害を持つ子のママにも調査しているのかな、とふと思いましたが、一般的な基準で調査したかったと思うので、障害児の家庭は別に考えたほうがよいのでしょうね。
療育センターで療育を受けたくても飽和していて長期にわたって順番待ちとなるような地域だと、療育が必要な子の家はその地域に対して満足感はないでしょうね。
実際に、療育がなかなか受けられないという理由で、他の地域から引っ越してきた人に会ったことがあります。
特別支援学校がバスで1時間以上もかかるところにしかなくて、特別支援学校の近くに引っ越した人の話も聞いたことがあります。
調査を行った学研パブリッシングが想定した「幸せな主婦」とは何だろうと考えてみました。
私の頭に思い浮かんだのは、「主婦が幸せに暮らせる街ランキング」のようなものを見て、単純に、「この街に住んでみたいわ」と思えるような人が対象なんだろうな、ということでした。
障害をもつ子がいる家庭や、老人を介護している家庭など、それぞれの事情に合わせた生活があって、住むところも、事情に合わせて決める人も多いですよね。
こんなことを書くと、障害児の親は幸せではないととらえる人もいるかもしれませんが、子どもを通して出会う人もいるし、子どもの事情に合わせて生活する中で得られた気づきのようなこともあるし、悪いことばかりではないような気がしています。
私の娘は外ではとてもおとなしい子ですが、療育の先生や療育センターで出会ったお母さんたちなど、地域のいろいろな人に娘のことを知ってもらえて幸せだと思っています。
縁や事情でその土地に住んでいる人が多いと思うので、地域にランキングを付けることの意義はそんなにないと思うのは私だけでしょうか。。。
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