先生には要望は伝えるべき?それともすべてお任せするべき?
以前、療育センターの親の会の勉強会で、OB・OGの人を招いてお話を聞く機会がありました。
3人の方から一人ずつ、お子さんが小さかった頃のことから学校生活のことまでいろいろ話していただきました。
小学生から高校生まで、お子さんの年齢は様々でしたが、聞いている私たちの子が幼児だということで、小学校時代の話について特に詳しく伝えて下さいました。
そのとき、強く印象に残ったのが、話し手3人の内、2人の考え方が真逆な感じで、「○○さんのお話しに逆らうようなのですが」と、前置きして、反対の立場のことを話していた方がいました。
それはどんなことかというと、片方の人は、「学校の先生には先生なりのやり方があるので、学校でのことはすべて先生にお任せしていました」と言ったことに対して、もう一人の人は、「子どものことは親が一番わかっているので、先生への連絡を密にしていました」と言っていたことです。
私自身も、先生に伝えることの頻度や内容は悩むところでもあります。
今まで、何事もなく娘が成長していたら、「先生にすべておまかせ」という意見に全面的に賛成だったと思います。
その先生が自分の子の担任になったのは何かのご縁なので、先生なりの教育理論に則って進めていただくというのがお互いに気を使わなくてよいかと。
しかしながら、わが子は不登園なども経験しているので、どうにもこうにも、何も先生に伝えないというわけにもいかず、子どもも先生に意思を伝えられない子だったので、親の私が先生に伝えることというのが自ずと増えていきました。
モンスターペアレントという言葉もありますが、あまり頻繁に伝えてばかりだと、先生も大変だろうな、という申し訳ない気持ちも抱いていました。
このへんの境目が、難しいですね。
ただ、わが子について思うのは、とにかく先生に存在自体を忘れられやすい子なので(オーラがない?)、たまーに親が意思表示をしないと子どもの心を傷つけてしまうことになるな、ということです。
幼稚園の発表会でオペレッタをやったのですが、担任の先生は練習のときから娘のセリフの部分を飛ばしてピアノを弾いてしまっていて、本番でも同じミスがありました。
娘は家で泣いていました。
先生から娘へいただいたメッセージも、他の子と勘違いしている内容のものだったので、娘は悲しそうにしていました。
しょっちゅう忘れられるということは、存在感が全くないのだと思います。
これは大人しい子特有の現象なのでしょうかね。
大人しい子といえども、心は傷つくのですが、その場では悲しそうにせずに、家に持ち帰って感情を爆発させるので、家での様子を見ていない人には、どうってことのないことに見えるかもしれません。
「娘が家で傷ついています」とは言わずに卒園を迎えたのですが、起きてしまったことはしょうがないです。
これを学びに変えて、小学校の先生には、「娘は存在感がないようで、人からよく忘れられて傷ついてきたので、忘れないであげて下さい」と伝えます。
過去よりも未来へ思考すべきなので。
先生に要望は伝えるべきかどうか、ということですが、子どもの性格しだい、という感じがしますね。
大人しい子は、親が伝えないと何も伝わらないように思います。
自分の気持ちをどんどん伝えられる子だったり、先生の理解の範疇でそれなりにやっていける子だったら、親がそんなに口出ししなくてもよさそうですね。
新年度の娘の目標は、「存在感」かな。。。
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