発達障害児の療育ブログ 障害者をいじめるということ。メリーランド州で自閉症の少年が少女2人に脅された事件について。

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アスペルガー症候群の子(さや)を育てています。 3歳のときから療育しています。 アスペルガー症候群・自閉症・ADHDなど発達障害に役立つ情報の提供を目指しています。 ABA・TEACCHなどの方法のほかに、効果的だったことも紹介します。

03/15

Sat

2014

障害者をいじめるということ。メリーランド州で自閉症の少年が少女2人に脅された事件について。

最近のCNNのニュースで見ましたが、アメリカのメリーランド州で、知的障害のある自閉症の少年(16歳)が、17歳と15歳の少女二人に脅され、動物との性行為を強要されました。
 少女たちはその様子を携帯電話で撮影したのです。

 少年の脚の付け根を蹴ったり、喉にナイフをあてたり、髪を掴んで引きずったりして脅したそうです。
 部分的に凍結した池の上を歩かせ、池の水の中に少年が落ちても助けようとはしませんでした。
 少年は自力で水の中から脱出したそうです。

 少女たちは過去にも度々少年を暴行していたことを認めています。

 少女たちは3月5日に逮捕されたそうですが、少年と少女たちは同じ学校(Chopticon High School)に通っており、少年は少女たちのことを「友人」と思っていて、逮捕されたことに驚いているそうです。



 知的障害につけこんだ悪質な犯行ですね。
 

 少女のうち、一人はアメリカでは成人にあたるので、Lauren A. Bushと実名、写真付きで報道されています。
 


 今まで、「障害者は危害を加えるに違いない」という論調の意見を聞くことがありましたが、障害者の方が健常の人にいじめられ、危害を加えられることだってこの事件のようにあるので、どちらの方が危険ということは言えないですね。

 人である限り、加害者にも被害者にもなり得ます。

 少女たちが少年を暴行したり、脅したりしたのは、何かの憂さ晴らしなのでしょうか。
 それとも面白半分なのでしょうか。

 
 この事件から、私は思い出したことがありましたが、ひょっとしたら私の他にも同じことを連想した人がいるかもしれませんね。


 ずっと以前に、Corneliusと名乗る、小山田圭吾さんというミュージシャンが、学生時代に同級生である障害者をいじめていたことを音楽誌「ロッキングオンジャパン」の取材で語り、それがそのまま掲載されたことがありました。
 ネット上では度々このことが取り上げられ、非難されています。
 小山田さんだけでなく、奥さんの嶺川貴子さんのwebサイトの掲示板まで荒らされ、小山田さんの名前がネットのニュースなどに登場するたびに、過去のいじめのことをコメントする人が未だにいます。

 実は、問題となった「ロッキングオンジャパン」、気になっていたミュージシャンが掲載されていたので私も買って読んでいたものでした。

 なので、どんな言葉を使って書かれていたか、私もよく知っているのですが、私の印象では、「障害者やその周り人の反応を楽しんで見ている」という感じがしました。


 面白い反応を引き出すために、暴力的なことや屈辱的なひどいことをするという心理。
 今回のメリーランド州の事件の少女たちにも言えることなのでしょうか。


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 アスペルガー症候群の子を育てている主婦です。療育や幼児教育に関心があり、読書の幅を広げています。

現在千葉県に住んでいます。出身は静岡県です。

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