古代エジプトではダウン症の子は神の遣い?福子とも?
先日、親しい療育仲間でお茶をしましたが、よく会うメンバーの他に、ダウン症の男の子(Tくん)のお母さんもいました。
Tくんは、私の娘とは学校が違うのですが、同じ地域の小学校の通常級に通っています。
私の住んでいる地域の小学校は、ここ数年で、通常級に在籍するダウン症の子が増えているのですが、理由はよくわかりません。
自閉圏の子より情緒が安定しているということで、適応できているのでしょうか。
私の娘の通う小学校にも通常級在籍のダウン症の子が一人いますが、学校の廊下で寝そべっているのをよく見かけます。
娘曰く、休み時間でない授業中も廊下で寝ているらしいです。
廊下で寝ることを「適応」と呼ぶのかどうかはわかりませんが、その子の保護者の方は、廊下で寝ていても通常級がベストという判断なのでしょうね。
Tくんのお母さんの話に戻りますが、話好きの方で、通常級の先生がTくんから目を離してばかりいるとか、わかりやすく授業をしてくれないとか、いろいろな不満をたくさん話していました。
その時のお茶の席にいたのは、Tくんのお母さん以外はみんな特別支援級or支援学校在籍なので、話を聞いていて、なかなかピンと来ないというか、「だったら支援級にすれば」という一言で終わってしまいそうな内容ばかりでした。
まあきっと、通常級に通わせることに何らかの意義を感じているのでしょうね。
私が住んでいる地域は、最終的には親の意向で所属級が決まるので、まわりがとやかく言うことではないですね。
そういえば、Tくんのお母さんの話で印象に残った話で、古代エジプトの話がありました。
古代エジプトではダウン症の子は神として崇められていたのだとか。
日本でも、「福子」と呼ばれて、生まれてきた家庭を幸せにするという話もあるのだとか。
迷信なのかよくわかりませんが、そう考えることで、前向きな気持ちになれるのならそれはそれでよいかもしれませんね。
ダウン症に限らず、子供はみんな「宝」だと思いたいところですが。
なんかこう、いろんな意味で「濃い」お茶の時間でした。
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