発達障害児の療育ブログ 特別支援級のトンデモ先生の話(先生も障がい児の親だったときの悲劇)

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アスペルガー症候群の子(さや)を育てています。 3歳のときから療育しています。 アスペルガー症候群・自閉症・ADHDなど発達障害に役立つ情報の提供を目指しています。 ABA・TEACCHなどの方法のほかに、効果的だったことも紹介します。

09/09

Mon

2013

特別支援級のトンデモ先生の話(先生も障がい児の親だったときの悲劇)

 市の教育委員会の就学相談に定期的に行っていることは以前の記事に書きましたが、さやの通う療育センターの年長児の親はみんな就学相談には行っていて、お互いに就学に向けての情報交換をしています。

 最近、小学校の特別支援級の先生の話を聞き、驚いたことがあります。

 K小学校の特別支援級で主任を務めているM先生は、ダウン症児のお母さんでもあり、「障がい児のお母さん」ということで教育委員会からの信頼も厚いのだそうです。
 K小学校の学区に住むお母さんが、教育委員会の先生を伴ってK小学校の支援級の見学へ行った際にも、「M先生は自らダウン症のお子さんを育てていらっしゃるんですよ」と紹介され、ダウン症の子を育てていることが、支援級の先生として高い資質があるような言い回しをしていたのだそうです。

 しかし、K小学校の支援級に実際に通っている子のお母さんたちの話では、主任のM先生は、自閉症についての知識は乏しく、自閉症の子を「わがままなだけ」と言ったり、「親のしつけがなっていないだけ」と言ったり、時には体罰まがいのことまでするのだそうです。

 お姉ちゃんがK小学校へ通っていて、K小学校の支援級の実情もよく知っているIさんは、高機能自閉症の次女の就学で悩んだすえ、通常級を選んだのだそうです。
 多動もあり、通常級で一人でやっていける子ではないことは、Iさんもよくわかっているので、Iさん自ら朝から帰りまで、教室で子どもと一緒に過ごし、サポートしています。
 子どもたちの中で、先生でもない大人が1日過ごすのは、とても大変なことです。
 それでも、Iさんが通常級を選んだのは、支援級のM先生によって自分の子供がひどい扱いを受けることを恐れたからです。

 肢体に障がいのない子は、学区を越えて就学先を決めることは基本的には許されていないので、K小学校の学区に新築の家を所有するIさんは、引越しもできず、通常級で母子で頑張ることに決めたのだそうです。

 支援級の主任のM先生は、自閉症ではない子とはうまく関係を保っているようで、なかなかこの問題は教育委員会には伝わらないのですが、療育センターの先生は「K小学校の支援級に自閉症の子が通うのは大変」と言っている先生もいて、知っている人は知っている地域の有名な話でもあります。

 ダウン症の子のうち、10%の子は自閉症を併発しているというデータもあるようですが、私が療育センターで出会ったダウン症の子にはそのような子はいません。
 きっとM先生のお子さんは自閉症を併発していないのだと思います。
 一般的なダウン症のお子さんというのは、発達がゆっくりという特徴は持つものの、コミュニケーション力が良好であるケースも多いので、その子の発達の段階に応じた接し方をすればよかったりします。
 しかし、自閉症ともなると、中には早くから文字が読める子や、難しい言い回しができる子がいたりする反面、環境に左右されることが多く、予定が変わっただけでパニックになったり、新しいことが苦手であったりもします。
 それが「わがまま」ととられてしまうこともよくあることですが、支援級の先生には理解してもらわないと本人も親も困ってしまいます。

 ダウン症児のお母さんみんなが、自分の子の障がいしか理解しないという、狭い視野の持ち主では決してないと思います。
 M先生の場合は、「障がいのある子を育てている」という自負によって、すべての障がいをわかっているような錯覚をおこし、それが結果的に自閉症への無理解につながっているのだと思います。
 逆にいえば、お子さんにダウン症などの障がいが全くなかったら、支援級の先生になった時点でもう少し幅広く、障がいについての知識を増やそうと努めたかもしれません。

 これは、M先生が障がい児の親だからこそ起きている悲劇ともいえるのではないでしょうか。

   ↓ 特別支援級の先生に読んでもらいたい本

応用行動分析で特別支援教育が変わる―子どもへの指導方略を見つける方程式 (シリーズ教室で行う特別支援教育)
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 アスペルガー症候群の子を育てている主婦です。療育や幼児教育に関心があり、読書の幅を広げています。

現在千葉県に住んでいます。出身は静岡県です。

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